2019年５月１日付で工学研究科化学システム工学専攻先進化学工学システム講座分離融合システム工学分野の教授として着任いたしました井藤彰と申します。私は名古屋大学大学院工学研究科生物機能工学専攻の小林猛先生の研究室出身で助手に採用して頂き、小林先生のご退官後は本多裕之先生の下で助手を務め、同じく名大化工ご出身の上平正道先生の下で九州大学大学院工学研究院化学工学部門の准教授を務めてまいりました。

　専門は生物化学工学で、特に磁性ナノ粒子を用いた細胞の磁気分離から、細胞の磁気誘導を基にした再生医療プロセスの開発や、磁性ナノ粒子が交流磁場で発熱する原理を利用したガンの磁気ハイパーサーミアの研究を行っています。13年ぶりに福岡から名古屋に帰って参りまして学内の建物などがだいぶ様変わりしてびっくりしましたが、顔を覚えて下さっている方々も多くいらっしゃり、多くの方々の温かいご支援の御陰様をもちまして、現在研究室・実験室の整備を終えて運営を始めているところです。

　今後、学内・学外の先生方や企業様と様々な共同研究を行う準備を進めて参ります。健友会会員のみなさまにおかれましては、ご指導とご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。