『卒業研究発表会』  山田 博史

 令和2年3月2,3日に卒業研究発表会が行われた。留年生をのぞけば最後の代の化学工学の学生となる。コロナウィルス対応で中止になった学科すらも工学部にはあったが、分子化学工学コースでは発表研究室の指導教員、4年生、座長教員、審査教員(1名)のみが発表会場に入室するという方針で室内人数を減らして行われた。

 2日間にわたり行われた49件の発表の最後は濾材の性能の評価方法の標準化に関する研究であった。奇しくもこのとき会場内にいた教員は全員名大の化学工学科の卒業生であり、感慨深くしんみりする教員と発表が終わって朗らかな学生との対比があった。