ごあいさつ  会長 伊藤健二

 健友会の皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年は、平成最後の年となりましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。
また、日頃は、健友会の運営に多大なるご尽力を賜り,厚くお礼申し上げます.

 

 さて、昨年度を振り返りますと良いニュース、あまり良くないニュースなど色々な出来事が起きましたが、特に昨年度は、異常気象に関わるニュースが毎月の様に報じられました。

 2018年2月6日、福井県を中心に大雪 坂井市からあわら市の10 km区間では車約1500台が立ち往生しました。温暖化が著しい地球環境の中、まだこんなに雪が降るのかと思いました。
 2018年7月6日、西日本豪雨が発生、平成に入って最悪となる死者100人以上の被害がでました。最近の雨の降り方は異常を極めています。毎回の様に何十年に一度の豪雨では何十年の意味はどうなのかなと思いました。亡くなられた方のご遺族には心よりお悔やみ申し上げます。

 2018年9月4日 、台風21号で大きな被害、関西国際空港では高潮による浸水で運休、連絡橋にも被害があり利用客約3000人が取り残されました。気象関係ではありませんが、続く9月6日に起きた北海道地震では、地滑りで生き埋めなど被害者が多数でました。さらに、長期に渡る大規模停電など、被害が続出しました。

 

 この様に自然の力の前では、人間の造った構造物なんてもろいものであると改めて実感しましたが、どんな甚大な被害にあっても復興を目指し、希望をもって立ち上がる人はいます。その人のもつ強い精神力や志には痛く感心させられますが、この人を支える地域住民の力がなければ、復興もままならないと思いました。どんな大きい被害にあっても、人と人とを結ぶ「絆」があれば、また人は復活し立ち上がることができるのだと思いました。

 

 さて、本年5月1日には、皇太子さまが天皇に即位され新元号(年号)が発表されます。振り返れば、平成時代は大きな震災やリーマンショックなどの経済危機により困窮を極めた時代であったと思いますが、次の時代はもっと明るい未来が訪れることを期待したいと思います。

 

 「健友会」におきましては、昨年度より名古屋大学工学部の「分子化学工学コース」と「材料工学コース」が改組・合併して「マテリアル工学科」となった様に、各同窓会組織の「健友会」と「共晶会」も合併して「マテリアル工学科同窓会」という新しい同窓会組織が立ち上げるべき活動を鋭意行ってきましたが、まだ新しい同窓会発足までにはもうしばらくし時間がかかる見通しです。

 

 現在はただ合併する方向だけではなく、「健友会」と「共晶会」という歴史ある会の継続を含めて、今後の同窓会のあるべき姿を各同窓会関係者にて鋭意協議を重ねております。

 いづれにしても改組・合併して「マテリアル工学科」となった時点で「健友会」と「共晶会」のつながりができましたので、人と人とを結ぶ「絆」が今後より深まればよいと思います。随時、新しい同窓会のあり方案などにつきましては、ホームページ、会報などを通じて、皆様にご意見を伺いたく思いますので、今後とも皆様のご協力とご理解の程、よろしくお願いいたします。

 最後に健友会の皆様におかれましては、本年も企業、大学等で尚一層ご活躍されることを祈念いたしまして巻頭の挨拶とさせていただきます。