ごあいさつ  会長 伊藤健二

   健友会の皆様、新年あけましておめでとうございます。
 平成30年となりましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。また、日頃は健友会の運営に多大なるご尽力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 

 さて、平成の元号となり30年以上が経ちました。長年国事行為を滞りなく精力的にとり行われてきました平成今上天皇陛下ですが、近年では高齢も相まって体調が思わしくなく、また陛下のご意向もあって政府は天皇陛下の『生前退位』に向け準備を整えています。
 安倍晋三首相は、2019年4月30日の天皇陛下の退位と翌5月1日の皇太子さまの天皇即位や元号を改める案を示され決定しました。
 今後の予定では、今上天皇陛下の譲位により皇太子さまが新天皇陛下に即位することになり、国事行為と定められている剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀により三種の神器を受け継がれ第126代天皇になられます。
 その後は、『即位後朝見の儀』が執り行われ、そして三権の長や国民を代表とする方々と引見される事となります。そしてその後、我々国民は新天皇陛下のお言葉を頂戴する運びになり、その後、官房長官により新元号(年号)が発表される見通しとなっています。
 振り返れば、平成時代は大きな震災やリーマンショックなどの経済危機により困窮を極めた時代であったのでは思いますが、国民の皆様におかれましてはこの困難にひるむことなく、またたくましく乗り越えてきたのではないかと思います。次の新しい時代も何が起ころうと、何が来ようとも今よりももっと明るい未来が訪れることを期待し信じることで、前向きに向き合い乗り越えて行けるのではと思います。
 「健友会」におきましても、今年は大きな変化の年です。これは以前も説明しましたが、昨年4月に名古屋大学工学部の「分子化学工学」と「材料工学」が改組・合併して「マテリアル工学科」となった様に、各同窓会組織の「健友会」と「共晶会」も合併して「マテリアル工学科同窓会」という新しい同窓会組織が立ち上がります。

 

 現在、合併に向け各同窓会関係者が鋭意協議を重ねております。今後新しい会則案などにつきましてはホームページ、会報などを通じて皆様に逐次ご意見を伺いたく思いますので、その際にはよろしくご協力の程、お願いいたします。

 

 前述の様、今年は「健友会」におきましても大きな変化の年です。次の新しい同窓会ではもっと皆様のご期待にそえる明るい同窓会にできるのではと信じていますので、今後とも皆様のご協力とご理解の程、よろしくお願いいたします。
 最後に健友会の皆様におかれましては、本年も企業、大学等で尚一層ご活躍されることを祈念いたしまして巻頭の挨拶とさせていただきます。