教室の近況  平成29年度教室主任業務担当 田邊 靖博

 健友会の会員の皆様には、御健勝のこととお慶び申し上げます。平成29年度の主任業務担当として教室の近況を報告させて頂きます。
 昨年度会誌に記載されているように、平成29年4月に材料デザイン工学専攻・物質プロセス工学専攻・化学システム工学専攻が発足し(学部はマテリアル工学科)、教員は大学院の新しい専攻に所属することになりました。その関係で、旧来の主任あるいは分野長制度は廃止されました。しかし、学部2~4年生、修士課程2年生、博士課程2・3年生の所属は旧組織(化学・生物工学専攻 分子化学工学分野、エネルギー理工学専攻、物質制御工学専攻)に所属しているため、主任業務担当者が必須となり変則的な体制で教室運営を行っております。
 教室の人事異動を簡単に説明させて頂きます。平成29年4月1日付で、田川智彦先生が豊田工業高等専門学校長として御栄転になりました。非常に急な御栄転で改組直前にも関わらず大黒柱の貴重な一本がなくなってしまい、残された教員は"あたふた"しました。しかし(?)、同じく4月1日付で髙見誠一教授、則永行庸教授、川尻善章教授の3名が着任し、新たな活気が息吹いた一年でもありました。また、本会誌発刊後になりますが、橋爪進先生の奈良工業高等専門学校への御栄転が確定しております。
 今後の同窓会の組織・運営については、昨年度主任の後藤元信教授をリーダーとする教室と同窓会の両方の立場から判断可能な布陣で先方との交渉に当たっております。健友会と共晶会(材料分野の同窓会)とでは、同窓会と教室との関係に違いを感じております。同窓会と教室との関係を発展的に再構築する好機になれば幸いです。皆様の忌憚のない御意見を教室に反映できればと考えております。
 本年度の就職活動は同窓会会員各位のお力添えで、大変スムーズに進めることができました。ありがとうございました。次年度の就職活動は旧組織が母体となって行われます。化学工学を勉強し、固体科学の素養を身につけた学生となるはずです。さらなるお力添えを頂ければ幸甚です。よろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、健友会の皆様の御健勝と御活躍を祈念いたします。