1967年の学部卒業以来、早いもので50年経過し、2年ぶり10回目の同窓会を2017年3月28・29日名鉄犬山ホテル～名大で開催した。卒業時26名であるも、内22名は幸いにも卒業50年の節目を迎えることができた。そこで「卒業50周年記念同窓会」を充実化する為、昨年9月に幹事3名（稲垣・平松・杉野）は鈴蘭高原に合宿し開催時期・会場・食事・会費・ゴルフそしてメインイベントの名大訪問「名大カムカム同窓会」の内容を議論・決定した。
　3月29日9時に6名は名古屋ヒルズゴルフ倶楽部に集合、客も少なく快適ゴルフを楽しめた。

　　　　☆女房とゴルフボールはままならぬ　　　☆フォーﾊﾟｯﾄおいらの仕事パットせず

　17時に参加者12名全員無事ホテルに集合し、お互い名前と顔を確認して後、集合写真パチリ。4人の友の御霊に黙祷後一次会を開始し、50年前の思い出話に花を咲かせながら、近況報告した。高度経済成長期と平成バブルを泳ぎ切った元企業戦士も今は趣味を磨き心意気は健在だ。しかし、70年余り風雪に耐え、年輪を重ねて、エンジントラブルが漸増しているようだ。

　　　　☆あちこちが痛いと言えば話題合い　　　　　☆同窓会それぞれ持病の専門医

　一次会の後は、二次会のカラオケ大会開始。大いに盛り上がりテンション急上昇そして急降下。乱気流の三次会では、後期高齢到達を目前にして、やや自嘲気味の発言も目立ちはじめた。

　　　　☆道路を暴走するのが18歳　逆走するのが81歳　

　29日は朝一番に温泉で体を清めて、体内のアルコールを蒸発させて朝食し、出陣準備完了。4台の車に10名（2名は事情あり不参加）が分乗して名大へ向うも、入構口発見に苦戦した。入構後、鏡が池沿いの道路に駐車したが、50年前の「東山」を思い出すのに苦労する。10名揃って昔を思い出しながら散策中、誰かが「豊田講堂が小さくなってしまった・・・・・」。「周囲の高層建築の為か？」。入学式・卒業式を懐古しながら豊田講堂前で記念写真撮影しつつ、横田名大元理事の先導で、緊張の面持ちの中、豊田講堂階段を上り総長室に無事到着した。松尾総長の大学運営に関して臨場感ある話題、特に「指定国立大学構想」を拝聴し感激した。競争条件真っただ中にあり、如何にして「名古屋大学松尾イニシアティブ：世界屈指の研究大学」を達成しようしているか、ロードマップをわかりやすく説明頂けた。ノーベル受賞者数・産学連携研究・アジアでの実績・女性研究者活用等、リーダーシップと未来志向の意欲に名大の発展を確信した。

　昼食は50年前の生協学食を懐かしむべく、北部厚生会館で「ヒレカツカレー」（410円）を食べた。当時は70円のカレーで栄養失調を回避し生き延びたが、肉が多くなっていることに感動した。
　昼食後、工学研究科1号館412会議室に集合し、お世話になった化学工学科創生期の先生の写真に敬礼。「仰げば　尊し　我が師の恩、 教の庭にも　はや幾年・・・・・」　50年のタイムカプセルを開封した。分子化学工学分野の4つの研究室を見学し、見るもの・聞くものに懐かしく感激を新にした。工学部改組の真っ最中にあり、新学科はマテリアル工学科になるとの事。化学工学科の名前が無くなるのは寂しいが、新たな進化への過程と考え若き研究者の奮起を期待したい。

　　　☆『最も強い者・最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。』
　赤崎記念館を見学しスタバで休憩、会費の一部を名大基金に寄付を議決後、再会を期して解散した。
提案：「名大カムカム同窓会」をビジネスモデルとして構築し、生協＆名大基金の発展に寄与したい。

　　　☆人生とは「因」の縦糸と「縁」の横糸で織り上げる織物である：別品の横糸が1本増え感謝・感謝

■道路を暴走するのが18歳、逆走するのが81歳
■心がもろいのが18歳、骨がもろいのが81歳
■恋に溺れるのが18歳、風呂で溺れるのが81歳
■まだ何も知らないのが18歳、もう何も覚えていないのが81歳
■偏差値が気になるのが18歳、血糖値が気になるのが81歳
■受験戦争を戦っているのが18歳、アメリカと戦ったことのあるのが81歳
■東京オリンピックに出たいと思うのが18歳、東京オリンピックまで　せめて生きたいと思うのが81歳
■自分探しの旅をしているのが18歳、出かけたまま自分の家が分からなくなり、皆が探しているのが81歳
■家出したいのが18歳、家から出ると戻れないのが81歳
■お金に困っているのが18歳、お金の勘定が分からなくなるのが81歳
■言い訳をするのが18歳、言ったことも記憶に無いのが81歳
■歯を磨くのが18歳、歯を洗うのが81歳
■孤独を好むのが18歳、毎日孤独なのが81歳
■ベッドに寝るのが18歳、ベッドで寝たきりになるのが81歳
■朝起きれないのが18歳、朝起きてこなかったのが81歳
■「嵐」というと松本潤を思い出すのが18歳、鞍馬天狗の嵐寛寿郎を思い出すのが81歳

以下　秋田　智　　作
■お金を手にして何を買おうかと考えるのが18歳、どこにしまおうかと考えるのが81歳
■観光地に出かけて目的地に向けて歩き出すのが１８歳、休憩所を目掛けて歩き出すのが81歳
■「君の名は」と聞いてアニメ映画を思い出すのが18歳、真知子と春樹を思い出すのが81歳
■ドットコム、メールを思い浮かべるのは18歳、満員電車を思い浮かべるのは81歳
以下　本多　静夫　　作
■信号無視のスリルを味わうのが18歳、信号確認せずに走るのが81歳
■イヤホーンで車内放送が聞けないのが18歳、起きていても車内放送が聞こえないのが81歳
■早食い競争で胃腸を壊すのが18歳、誤嚥で肺を壊すのが81歳。
■漫画を見過ぎて近視になり、目がかすむのが18歳、何も見てないのに白内障で目がかすむのが81歳

以下　稲垣　旭男　　作
■名大化工の入学式がうれしかったのは１８歳、杉野君の幹事で盛大な同窓会が楽しみなのは８１才？

以下　杉野　正　作
■４時に寝るのが18歳、４時に起きてしまうのが81歳
■就活で苦労するのが18歳、終活に悩み　死ねないのが81歳
■格差に格闘するのが１８歳、段差でつまずくのが８１歳
■カレーの匂いを好むのが18歳、加齢臭で嫌われるのが81歳