教室の近況  平成28年度教室主任 後藤元信

 

 

 

健友会会員の皆様には、ご健勝のこととお慶び申し上げます。平成28年度の主任として教室の近況をご報告致します。

 

教室内の平成28年度の教職員の現状としまして、長年教室のためにご尽力頂いた小野木克明教授と松田仁樹教授が定年退職されました。両教授はプロセスシステム工学およびエネルギーシステム工学の分野で教室の若手教員を含めての研究の発展に大きな寄与をされるとともに大学運営においても多大な貢献をされました。さらに、健友会におきましても副会長を務められるなど貢献をされました。また、堀添浩俊教授は今年度をもって定年退職されます。それにともない来年度からは3名の新しい教授をお迎えする予定です。

 

前年度主任の入谷教授が書かれているように、大学改革により平成29年度から工学部全体が改組され、現在の5学科13コース構成がコースを廃止して7学科に再編されます。分子化学工学教室は物理工学科材料工学コースの一部と融合し、マテリアル工学科が誕生します。大学院は材料デザイン工学専攻、物質プロセス工学専攻、化学システム工学専攻の新たな3つの専攻に分かれます。学生定員も現在の2倍以上となり、分子化学工学教室としても大きく飛躍できるよう、これまで以上に結束し、努力してまいる所存ですので、今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。改組に伴い同窓会につきましても今後の進むべき方向を探っているところです。

 

学生の就職につきましては今年度から就職活動の時期が変わり6月選考解禁となりましたが、化学工学の人材が産業界から熱望されている状況の中、滞りなく進み、健友会会員皆様のお力添えの賜と感謝申し上げます。

 

最後になりますが、健友会の皆様のご健勝、ご活躍を祈念いたします。