教室の近況  平成27年度教室主任 入谷英司

 

 会員の皆様におかれましては、日頃より、健友会の運営に多大なご支援をいただき、篤くお礼申し上げます。今年度主任として、教室の近況等をご報告させていただきます。

 

今年度の教室内教職員の現状は、今年度に入って皆様にお届けしたニュースレターで前年度主任の後藤元信教授がご報告申し上げた通りですが、今後のことをお話ししますと、長年教室のためにご尽力いただいた小野木克明教授と松田仁樹教授が、今年度を以て定年退職されます。両教授は、皆様ご承知の通り、健友会におきましても、永らく学側の副会長を務め、同窓会と教室を結ぶパイプ役として、健友会の円滑な運営のために多大な貢献をされてきました。特に、同窓会の今後のあり方を見据え、会費の改定や行事の見直し等、同窓会のスリム化に向け、重要な取り組みを先導していただいたのは、記憶に新しいところです。

 

 教室の運営におきましては、化学・生物工学専攻全体を束ねる田邊靖博教授の下、教室主任の小生との二人体制で恙なく執り行われていますが、大学改革の荒波を受けて、改組という難しい局面を乗り切るべく、教室を挙げて努力を重ねております。

 

 さて、学生の就職でも、皆様には大変お世話になっておりますが、本年度は経団連の指針のため、企業・学生ともある意味振り回された感が否めませんでした。本年度は改善の方向に向かうようですが、引き続き名大化工ブランドの学生の輩出に努めていきますので、是非来年度就職担当の後藤元信教授(来年度主任)までお声をおかけ下されば、幸いです。

 

 昨年度の香田忍名誉教授から、小野木克明教授、松田仁樹教授と教室運営の要を担ってこられた方々の定年退官が続き、大黒柱を失う思いですが、化学工学教室の新たな発展に向けて教室一丸となって取り組む所存ですので、ご指導、ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 最後になりますが、健友会の皆様の尚一層のご健勝、ご活躍を祈念いたします。