化工12回生 卒業48周年同窓会   杉野 正

 1967 年に学部卒業以来、早いもので48 年経過し、3 年ぶり9 回目の同窓会を2015 年11月9・10 日グランドエクシブ浜名湖で開催した。卒業時26 名、残念ながら内4 名は案内状の届かぬ世界に旅立ってしまい、22 名は古稀峠を幸いにも越えることができた。化工12 回生は、卒業後8 回の同窓会を開催し、再会を喜び合い親交・絆を深めてきたが、2年後の「卒業50 周年記念同窓会」を見据えて、改善・工夫を幹事一同で進める事にした。その為、今年9 月に稲垣・平松・宇佐美・杉野の4 名が鈴蘭高原に合宿し熟慮・検討。検討項目は①開催時期②会場の選定③食事の内容④会費の限度⑤ゴルフの有無・場所⑥観光ルート⑦名大基金への寄付⑧同窓会作業マニュアル⑨幹事の選定⑩作業分担等。今回(9 回目)と節目の次回(10 回目)を通して、稲垣・平松・杉野が幹事を担当することに決定。
 10 月初め全員に案内状確定版をメールしたところ13 名の参加希望者がありまずは安堵。開催数日前から天気予報が気になり、雨天時の対応策を幹事3 人で苦心検討し悩み極大。天気予報は「不都合な真実」に進みつつあったが、12 回生は今回も天を味方にし好天となった。
 9 日10 時に5 名(※)が隣接ゴルフ場に集合月曜日とあって客も少なく快適ゴルフを楽しめた。平坦で池・クリークが多いのが心配になるも、今日のゴルフボールは何故か水を好むようだ。「古池やボール飛び込む水の音(ポシャーン)」。仲よく休息している鴨の夫婦もびっくり仰天。他方、猛烈特訓努力の効果が発現中の平松プロは「自己ベストレコード達成!」アッパレ! 17 時参加者13 名全員無事ホテルに集合し、お互い名前と顔を確認して後に温泉に入浴、早速一次会を開始し、酒を飲み交わしつつ思い出話に花を咲かせながら、近況報告した。欠席者の状況は幹事に届いたメールを紹介した。
 高度経済成長期と平成バブルを泳ぎ切った元企業戦士も今は趣味を磨き心意気は健在だ。しかし、70 年以上風雪に耐え、年輪を重ねて、エンジントラブルが漸増しているようだ。病気体験者の話を聞きながら、まさしく「生きた体験」を聞き、今後の養生を心に誓った。一次会の後は、二次会のカラオケ大会開始。大いに盛り上がりアクセル全開・
テンション急上昇。リクエスト続出しマイクに暇なく、予定時間を超過してしまったが、最後は「伊吹おろし」を合唱した。「伊吹おろしの雪消えて木曽の流れに囁けば光に満てる国原の春永劫に薫るかな・・・・・」
 三次会は幹事の部屋に集まり、飲み直しするも、前回より酒量は激減した気がする。今年北半球・北極をクルーズした水野博之君の北極クマの話に酔いしれる。(酒酔い?)借用DVD デッキが不調で画像は見られず、水野弁士の話術が想像力をかき立て臨場感があった。
 10 日は朝一番に温泉で体を清めて、体内のアルコールを蒸発させて、出陣準備完了。4台の車に全員13 名が分乗して、まず小堀遠州作庭園で有名な本興寺を観光した。自然の山林を借景に深山幽谷の趣を呈し、木石の配置も巧妙で、いずれの方角から見ても美しい。次の豊田佐吉記念館では、佐吉が発明した数々の織機やゆかりの展示品に感激。自動織機・自動車をはじめとする日本の産業の発展に努力した、佐吉の志・情熱を肌で感じた。昼食は浜松名物のうなぎを食べて満腹・満足。同窓生の健康と平和に心より感謝。最後に会費の一部を名大基金に寄付する事を出席者13 名全員の賛同で議決。そして2 年後全員元気に「卒業50 周年記念同窓会」で再会することを約束し解散した。

卒業48年後の姿
<後列>
左から杉野正・稲垣旭男・小川義麿・宇佐美勲・横田昭・西脇保宏・水野博之・山内淳良
<前列>
左から家崎敏昭・秋田智・本多静夫・平松繁・富永健彦