平成26年4月に新しく2名の先生が着任!

山本徹也 准教授 (化学システム工学講座・材料システム工学グループ)

20144月に化学システム工学講座材料システム工学研究室(L12)の准教授に着任致しました山本徹也と申します。略歴を紹介させて頂きます。京都大学大学院工学研究科化学工学専攻で湿式微粒子分散系工学,特に原子間力顕微鏡を用いた表面微細構造解析や表面間力の測定に関する研究を行っており,学位取得後,広島大学化学工学講座で約8年間助手・助教を務めました。広島大学ではサイクロンを中心とした乾式微粒子ハンドリングに関する研究に従事し,この度名古屋大学へやって参りました。前述の通り,化学工学はもちろんのこと微粒子分散系工学を専門としており湿式プロセスも乾式プロセスもできる所が強みであると思います。現在は微粒子合成に関わる研究を行っており,特に高分子微粒子合成プロセスの環境負荷低減を目的とした研究を行っております。具体的には,有機溶媒と界面活性剤を用いないでナノからマイクロサイズまでの微粒子を短時間で合成することに成功しており,本手法の工業化・プロセス化を目指しております。研究成果については化学工会,粉体工学会,コロイドおよび界面化学討論会にて発表しおります。研究の場は十二分に与えられており,少しでも早く成果で応えたい思いでいっぱいです。

着任後一年が経過し,当研究室に所属する学生達の研究成果も少しずつ出てくるようになりました。また今年度から化学工学会論文誌編集委員を務める機会に恵まれ,分子化学工学教室の研究成果を化学工学会や国際学会を通じて世界に強く発信していきたいと思います。そして,分子化学工学教室の発展のために粉骨砕身の努力を惜しみません。会員皆様のあたたかい御指導・御支援の程,何卒宜しくお願い申し上げます。