分子化学工学教室の近況 平成26年度主任 後藤元信

 健友会会員の皆様には、ご健勝のこととお慶び申し上げます。平成26年度の主任として教室の近況をご報告致します。

 名古屋大学工学部初のノーベル賞受賞(赤﨑勇特別教授、天野浩教授)に沸いた1年でしたが、大学改革への動きが活発になり工学部・工学研究科でも改組に向けて、平成26年度は松下研究科長、平成27年度からは新美研究科長のもとで、急速に検討が進んでおり、本教室としても伝統ある(分子)化学工学教室の発展のために教室一丸となって取り組んでおります。

 教室内の平成26年度の教職員の現状としまして、長年教室のためにご尽力頂いた香田忍教授が定年退職されました。ソノケミストリーの分野で教室の若手教員を含めての研究の発展に大きな寄与をされました。また、材料システム工学グループに広島大学から山本徹也准教授を、産業技術総合研究所から入澤寿平助教をお迎えしました。さらに、平成2741日付で、二井晋准教授が鹿児島大学環境化学プロセス工学科教授として栄転になりました。一方、田川教授は平成27年度からは副研究科長として教室のみならず工学研究科のために尽力しております。

学生の就職につきましては化学工学の人材が産業界から熱望されている状況の中、滞りなく進み、健友会会員皆様のお力添えの賜と感謝申し上げます。平成27年度から就職活動の時期が遅くなることもあり、皆様のご支援をお願い申し上げます。